・4/21(土)
ここの所、新曲のトラックを作成している。
12月のUteroでのライヴで披露した、「I really…(仮)」(どうでもいいけどしばらく前にI WISH…というユニットがあったな:笑)のトラックである。
ライヴの際は弾き語りで披露していたが、元々作った時に頭の中にあった構想では、それこそエレクトロニカみたいなリズムをバックに歌う、みたいな感じだったのだ。
で、リズムを作って、ベースを入れて、キーボードでこもった感じのストリングスをダビングしてみました、さあ結果は?…、「何だか『スタンド・バイ・ミー』っぽくなりましたね」、という事になり(笑)。
おっかしいなあ(笑)。いや「スタンド・バイ・ミー」自体は俺好きよ?不朽の名曲と思うよ?でもエレクトロニカ目指して結果が「スタンド・バイ・ミー」ってのは果たしてトラックメイカーとしてどうなのよ?って話で。
作り直しも視野に入れて、とりあえず夕方練習スタジオに出向き、トラックに合わせて演奏してみる。
…おや。これはこれでこの歌には合っている。というか変に凝ったものにするより、こういう隙間の多い感じの方が良く伝わる気がするな。
いくつかのオーヴァーダビングは必要だけど、基本的な所はこれでいいと判断。
・4/22(日)
来日公演を観に行ったのは91年だが、結局その次のアルバムあたりを最後にちゃんとは聴かなくなり、2004年の復活作「YOU ARE THE QUARRY」の充実振りに逆にビックリした覚えがある。
ただその後も実は熱心にはフォローしてないんです…。
というわけで懺悔も兼ねて、先日聴いてなかった分のMORRISSEYソロアルバムをまとめてレンタルし、ここ1週間はそればっかり聴いていた。
こういうまとめ聴きをしていると色々発見がある。
当時「なんか地味化しているなあ」と思ったアルバムにも、今聴いたらそれなりに佳曲が多い事と、何といっても最新アルバム「YEARS OF REFUSAL」が膳ソロキャリアを通して一番充実している、という事実に驚く。
いやホント、1曲目聴いたらビックリしたもん。あまりにパワフルで。パワフルってMORRISSEYには一見全然似つかわしくない形容詞だけど(笑)、その力強さに全く無理がないし。
あと中盤で何曲かマリアッチというか、ラテンなサウンドを取り入れてるのも、パッと見すごく似合わなさそうで笑えるけど意外と似合っているし。
これはいよいよ公演が楽しみである。この調子でガンガンアグレッシブに行ってもらいたい。