SEATBUSTERS OF FUCKOKA UNITE!

 4/26(木)、ZEPP FUKUOKAでのMORRISSEY福岡公演のチケットを買った。
 繰り返す。
 4/26(木)、ZEPP FUKUOKAでのMORRISSEY福岡公演のチケットを買った。

 この国のほとんどあらゆるものが終わりかけている2012年、来日アーティストの公演がほとんど行われなくなってはや何年の福岡にMORRISSEYがやって来る。
 正直、どれほどお客が入るのかは分からない。
 ただ私は、このタイミングにこの町でMORRISSEY、というのを何かの符号のように受け取った。
 今から20年以上前の1991年、福岡サンパレスでのMORRISSEY福岡公演というのを私は体験している。
 ご存知の方も多いと思うが、あれは「80年代最大のカリスマの初来日・公演初日・おまけにセキュリティなし(!)」というシチュエーションの中、伝説的な熱狂と混乱を巻き起こしたコンサートだった。
 どれくらい熱狂的だったかというと、公演終了後会場の椅子が(ファンの大暴れによって)何箇所もぶっ壊れているのが発覚し、会場側から数十万とも言われる賠償請求が主催者側に送られ、こりゃたまらんと東京公演ではセキュリティなしが通例のMORRISSEYコンサートに警備をつけざるを得なくなってしまったというほどだったのだ。
 あの時の記憶は未だに私の脳裏に強烈に焼きついている。
 だから2012年にMORRISSEYが来日し、あの時以来となる福岡での公演をやるという事は、つまりこういう事だと勝手に思う事にした。
 「あの熱狂と混乱を、再び我らの手に!」

 念のために言っとくけど、別に暴動起こして会場ぶっ壊せとかそういう事じゃないからね(そんな事をここで書いたら入場拒否されかねないし:笑)。
 これは我々の未来の問題なのだ。
 このどうしようもなくなってしまった2012年の日本を生き抜くために、絶対に必要なものの一つが1991年のあのカオスの中で感じたことの中にあるはずだから。
 そいつをまた、取り戻すんだよ。

 あの時椅子をぶっ壊した連中よ、集え!!!