いつものように、まずはお礼から。
2/11(土)、Blowin' にて行われました、TARJEELING2月講演にお越しいただいた皆様、
誠にありがとうございました!!!!
=SET LIST=
1 シニアチャンピオンコース
2 カインの息子
3 12歳
4 Perfect Day
5 THE TERROR SONG
6 2016年の能年玲奈みたいに(新曲)
TARJEELINGの本年度活動の概要である、
①昨年発表のアルバム「Daily Colony News」のさらなる宣伝・広報
②過去のタガヒルレコーヅ作品の再検証・再評価
③新規楽曲及びトラックの作成・実験・公表
のうち、①に該当するのは2。②は1、4。③は3、5、6です。
私事で恐縮ですが、今月で人前で(お金を取って音楽を聞かせる場所で)演奏を始めてちょうど25年になります。
私はそういうアニヴァーサリー事に何か記念イヴェントみたいなものをする、という事がほとんどない(大抵の場合目先の事に追われて、気がついたらその記念年が終わってたりするんです:笑)のですが、
この日共演した方に高橋プランクトン先生という、今弾き語り界隈で台風の目となっている素晴らしいミュージシャンがいらっしゃったのですが、彼はちょうど私が活動を始めた頃に生まれた世代の方なのです。
それもあって今回は、おのずと「この25年と現在」を意識した演目となりました。
例えば4。現在の聴講生の方の殆どは、Perfect Dayなんて曲あったっけ?と訝しむでしょうが、これは私が今の高橋先生の時分に作った曲です。
高橋先生のすごさに比べ、当時の俺って一体…みたいな感じで、聴講生諸君にその格差を比較していただく狙いで演奏しました(笑)。
ネット上に音源のMP3ファイルが残っていました。聴いてみてください。ちなみに2000年発売の「Public Servant Years」というアルバムに収録されています。
Perfect Day
また5などは、高橋先生を筆頭にここ数年台頭してきた新しい世代のシンガーソングライター達の姿を念頭に置いて書いた曲でもあります(もちろん、それ以外にもテロリズムについて言及した曲でもあります)。
そして最後の6は、つい先日書いたばかりの新曲。25年紆余曲折経た後の最新のTARJEELINGをお聞かせするつもりで最後に置きました。
この曲は稽古動画をYOUTUBEに上げているのでこちらもご笑覧ください。
ところで、Perfect Dayの歌詞ではないですが(笑)、この日は流れが本当に完璧で。
1番手火の馬先生の、まるでライヴ全体が荘重な儀式の始まりを目の当たりにしているような幕開け。
3番手TARJEELINGのトンチキな狂気(笑)。
4番手田代裕之先生の天性のグルーヴ感と楽天性が炸裂する高揚感。
そして、トリの桐原正二先生の、それまでの暴走も逸脱もすべてを受け止めるような度量のある好演。
ここまで全体が一つの流れのようになっている夜もそうそうないとは思います。通常ブッキングでこれだよ?
最後に。
B-Flowerは私が演奏活動を始めた当時、最も影響を受けたバンドの一つでした。
なので今回の講演の冒頭、岡部さんに対する黙とうを捧げさせて頂きました。
改めて、謹んでご冥福をお祈りいたします。
さて来月のTARJEELING講演は静音編と轟音編の2回ございます。
静音編は3/11(!)、今回と同じくBlowin'にて。
そして轟音編(2016年度の最終講演でもあります)は3/17(金)、久しぶりのgigi で行われます。
こうご期待!!
=TARJEELING 最新アルバム「Daily Colony News」絶賛発売中!!!=
全12トラック、1800円。
「内面の植民地」を生きるすべての人たちに贈る、
深く静かに先行する革命のためのサウンドトラック。
ジャンルをまたぐ音楽性、批評性とユーモアを練り上げた言葉、音楽と呼応した唯一無二のパッケージデザイン、
混迷を続けるこの国の状況にピシャッと対応したロックアルバム。
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Blowin' http://blowin.jimdo.com/
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