TARJEELING 2019年新春講演(静音編) 終了のご報告

まずはいつものごとくお礼から。
去る1/19(土)、Blowin’  にて行われました、TARJEELING 2019年新春講演(静音編)にお越しいただいた皆様、
誠にありがとうございました!!!!!

=演目=
OP SE Quiet Life (Before)
1 ある構図
2 ポイント・オヴ・ノー・リターン
3 オワッタラウスに月の舟
4 ¥A
5 時はまるで夢のように
6 Quiet Life(After)

静音編の会場のBlowin'には、演目はその人のオリジナルである事、という掟がございます。
会場の性質上ギターの弾き語りで演奏される方が多いので私は誤解していたのですが、オリジナルである事は要求されますが、演奏形態に関しては「別に弾き語りじゃなくてもバックトラックを使ってもいい」との事。
なので、今回は4と5でトラック(レギュラーセットで使うプレイヤーでなく、CD-Rに焼いたものをPAから流していただく、という形ですが)を使ってみました。
ただ聴講生諸君の反応がどうかが懸念されていたのですが、そこは問題なかったです。5の振り付け真似する人までいた(笑)。
全体の反応も上々で、「Quiet Life」もよく売れました(ありがとうございます!)のですが、歌詞飛びが多かったり、自分の出来としてはやや不満を感じるところがあったのも事実。

ところで、本日共演の先生方の中に頼夜モプという方がいらっしゃっいまして、私はこの度初顔合わせの先生だとばかり思っていたのですが、会場入りして非常に驚きました。
思い起こせば4半世紀以上前、私が『照和』というフォーク喫茶で演者として始めたばかりの頃にしばしばご一緒させていただいた方だったのです。
私が身近に出会った「最初の天才ミュージシャン」でした。ガットギターを弾き語るのですが、ギターのテクニックも歌も曲調も全てが信じがたい、あり得ないの一言。
しかもそれをいかにもテクニシャンでござい、とやるのではなく、何か奥地にでも生息する謎の生きものが本人的には呼吸とか、そういうごく当たり前の生理現象としてやっているかの如くそういう演奏を行うのです。
当時私と同年齢と聞いた時、かなり落ち込んだのを覚えています(笑)。
諸事情により当時のお名前をここに記すことが出来ないのが非常に残念なのですが、こういう形で再会できるとは。
久しぶりに拝見した頼夜先生、ギターが7弦(!)に代わってました。進化し続けておられるんですねぇ。

あと他の先生方の演奏も含めて今回改めて思った事ですが、つくづくBlowin'での講演は「勝負」の側面が強いなと。
「勝負」と言っても、どっちがウケたとかそういうつまんない(とは言ってはいけないですね。そういう事も大事な要素です)話ではなくて、「それぞれが、それぞれに流されずに自分にしかできない事をどこまでやれるか」の勝負というか。
しかも、そこで聴衆を置いてけぼりにしない所まで含めての勝負なのです。だから結果超絶技巧からいぶし銀、私のような卑怯な手を使うものまで(笑)、その日の演目全体が非常に多様で豊かなものになる。
先ほども申し上げましたが、Blowin'というのは出演者のほとんどがアコースティックギターの弾き語りという形態で、という事は出演者同士「似たり寄ったり」なものになるリスクは通常のライヴよりは高いと思われるのに、そうならないというのが面白いというか、逆に納得というか。

さて次回講演は新春講演の轟音編、もう今週です。1/25(金)、cafe and bar gigi  にて。
こちらもお楽しみに!!!

=TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」=
福岡が誇る「孤高すぎるおひとりさまのロックンロール発動機関」、TARJEELINGが2018年の暮れに放った大傑作アルバム!!!
「沈みゆく国ニッポンで、この期に及んで平穏無事な生活の志向・維持に汲々とする人々」の有様を様々な角度から鋭利に批評し、
美しいメロディーとポップで多彩なサウンドと高いテンションが結合した音楽で表現した全12トラック。
TARJEELINGの最高傑作にして福岡の、いや日本の音楽が2018年に拮抗した数少ない達成。
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