週末日記(最近これしか書いてない)

・12/3(土)
 前日より、左足の土踏まずという妙な所だけが痛い。
 その前の日に重いものを持ったので(しかも爪先立ちで!)その影響だろうと思われるが、腰とか腕とかは平気なのになんでそんな所だけ痛むのだろう。
 座っている時は平気だが、立っていると結構辛い。いわゆる「こむら返り」になる直前みたいな状態が延々続くのだ。
 なんで東京行きの前にこんな事になるかなあ。

 さてさてそんな状況下、無謀にも(その後練習があったので)楽器と機材を抱えて天神外れの赤煉瓦会館まで漫画展を見に行った↓。
 
 漫画展もさることながら、以前世界激場に出ていただいた紙屋高雪さんと「クッキング・パパ」の作者、うえやまとちさんとのトークショーがあるとの事で、それを聴きに行ったというのもある。

 紙屋さんの案内文 にもあるが、現在では結構「大家」として扱われている作家たちが、少年時代に過ごした満州の風景を描いている。
 どれも生き生きした描写で、相当大昔の記憶のはずなのに、よくこんなにディテールを覚えているもんだと驚いた。
 あくまで「子供の記憶」でしかもいわゆる「外地」の風景を描かれているので、敗戦後の引き揚げの描写以外ではそれほど「悲惨だ」とか「大変だったんだなあ」みたいな感想がでてくるものではない。
 というか、正直言って「寒さが厳しいとか色々あったんだろうけど、これはこれで当時は楽しかったんだろうなあ」と素直に思えるものばかりだ。
 そんな中、非常に印象に残った作品が一つあって。
 今手元に資料がないので作者は忘れたのだが(すみません)、日本と中国の少年たちが川の上でそれぞれ船に乗って泥団子を投げる合戦をしている絵があった。
 船上で少年たちの泥団子の投げあい、と聞くとある種のどかでノスタルジックな風景を連想するし、事実客観的に観たらそういうもんだったのかもしれない。
 ところがこの少年たちの場合、それぞれ支配者側(日本)と被支配者側(中国)なので、当然日頃からお互いに敵意がある。この泥団子合戦も本人たちにしてみりゃあ「大日本帝国」と「中華民国」を背負って闘ってるようなもんなのである。
 こういう必死さは大人になってみたら馬鹿馬鹿しく感じるものかもしれないけど、当時は割と本気で思ってたりするもんだよね。
 結局この合戦なかなか収拾がつかず、橋の上で見ていた大人(日本人か中国人かは忘れた)が銃で空砲を撃ってやめさせるといったとんでもない結末を迎えるのだが、それを含めて、少年たちの何気ない日常と、でもそこにはやっぱり戦争の影があるよね、という事実の対比が僕なんかには分かりやすかった。

 ところで、トークショーでさり気に触れられていたのだが、
 うえやまさんって「クッキング・パパ」のレシピ自分で作ってるんだ!!??
 だってあれ毎週でしょう。私ゃてっきり料理監修みたいな人がいて、送られてきたものを漫画化するもんだと思ってたのでびっくりした&それだけでメッチャ尊敬。

 その後は練習。さすがにキツい。
 この期に及んで、東京公演のセットリストをまた変更する。

=東京公演詳細=
2011年12月7日(水)18:30開場 19:00開演
料金:前売1500円/当日1800円(+1drink order)
出演:TARJEELING STANDALONE MODE/ENOLAGAY/PERFECT SPORTS/RAGZOO
※TARJEELING STANDALONE MODEは2番目の出演です(19:40頃)。

 いよいよあさってに迫りました。皆さん是非のお越しを!

 前にも書いたかもしれないが、東京公演はおろか、東京に行く事自体実は初めてだったりもする。
 そして先の事は分からないが、東京で演奏する事はこの先二度とない可能性もある。
 なので、いつもにもまして「自分をきちんと届ける」事には神経を使っているかもしれない(まあ、いつもそれは考えているけど)。
 それを考えて、演奏曲を1つ差し替えた。

・12/4(日)
 昨日の疲れでまともに動けず、寝てばかりいた。
 それでも、自宅練習を少し行う。
 福岡公演も来週に迫っているので、そのことも少し考える。

=福岡公演詳細=
2011年12月11日(日)19:00開場 19:30開演
薬院Utero 「this is what you want 43」
料金:1500円(+1drink order)
出演:TARJEELING STANDALONE MODE/warsawpact/THE TORTOISE CITY BAND ELECTRO(北九州)/23℃
※TARJEELING STANDALONE MODEは3番目の出演です(20:50頃)。

 いよいよ一週間を切りました。皆さん是非のお越しを!

 出来れば福岡公演では、新しい曲をやりたい。
 「次」が見えるような奴を。