TARJEELING 2016年度最終講演 終了のご報告

 いつものように、まずはお礼から。

 3/17(金)、cafe and bar gigiにて行われました、TARJEELING2016年度最終講演にお越しいただいた皆様、
 誠にありがとうございました!!!!

=SET LIST=
1 It's only electricity(But I use it)
2 結婚したらおしまいさ
3 ある構図
4 2016年の能年玲奈みたいに
5 THE TERROR SONG
6 Nation States, as Your Favourite Onapets!!
7 オワッタラウスに月の舟

 前々から予告いたしておりました通り、今回は本年度の成果報告という事で、1曲を除き本年度中に作成した新曲・新トラックばかりで構成いたしました。
 とは言え、そのうちの多くは本年度中にすでに何度か披露していた楽曲です。
 その中で、完全に今回が初披露の新曲は最後の7。
 あと、2は以前弾き語りで披露していたものですが、今回よりエレクトロ・スカ(!?)風のトラックでリニューアルさせ、また舞踊の要素も加えました。
 弾き語りで行っているヴァージョンについては、こちらの稽古動画をご覧ください。これをガラッと変えたのです。



 さて肝心の出来の方ですが、今回は正直な所やや悔いの残るものでした。
 特段大きな失敗などはなかったのですが、エネルギーの適切な放出と言う点で不足があった感があります。
 本年度の集大成となる講演だけに、もっともっと突き抜けた(か、ど外れた)ものにしたかったのですが。反省。

 共演の先生方について。
 1番手、オクムラユウスケ先生。今回はセカンドアルバム中心の選曲との事。最近はバンドでの活動も活発にされてる事もあり、メリハリと言う意味でメロウ気味にされてるのかと。
 その分、本当の意味での歌のうまさが際立つ好演でした。あれだけドロドロでゴリゴリの発声しても声に色艶があるというのはやはり、さすがでございます。
 3番手、ムスキ・アルバボ・リー先生。フラメンコギターを弾きながら時に超ハイトーンの奇声(マイク通さなくて十分後ろまで届く圧倒的声量!!)で叫び、時にギター用のマイクに顔をこすりつけんばかりにして囁く。
 その音楽を構成する一つ一つの要素は指摘できなくもないのですが(できないのもありますが)、何故そういう組み合わせでこんな風に表現するのかがまったく(いい意味で!)分からない、謎が謎呼ぶ圧巻のライヴ。いいもん観させていただきました。
 4番手、麤圖(ゾズ)先生。轟音ギター&ベースの即興的な歌と演奏。今で言う所の「オルタナサウンド」とは全く異なる、90年代中盤~2000年代前半位に小さなクラブやライヴハウスで鳴らされていたような、「本来のオルタナティブ」を想起させるサウンド
 あの時代はもうはるか遠くになってしまいましたが、こういう音楽は決して忘れ去られてはいけないし、こういう音楽が鳴らされる土壌は決して消え去ってはいけない。
 
 さて冒頭に申し上げた通り、本講演をもってTARJEELING2016年度の講演活動は終了です。
 参加いただいた聴講生諸君、共演の先生方、主催者及び会場の関係者の皆様、本年度一年間誠にお世話になりました。ありがとうございました!!

 今年度はTARJEELINGの活動概要として、

①昨年発表のアルバム「Daily Colony News」のさらなる宣伝・広報
②過去のタガヒルレコーヅ作品の再検証・再評価
③新規楽曲及びトラックの作成・実験・公表

 の3つを挙げておりました。
 この中でもっとも達成が出来たのは間違いなく③でしょう。前回の「『Daily Colony News』半分再現ライヴ」以外は大体毎回新しい曲か新規作成したトラックを演奏していました。
 ①もそれなりに行っていたのですが、講演はともかくそれ以外の所でもう少し出来る事はなかったかというのが正直な所。
 一番できていないのは、やはり②ですね~。
 実はSOUNDCLOUD に過去の音源からの楽曲をアップしようかとか、昔の曲をトラック作り直して講演の演目に加えようかというアイディアもあったのですが、結局何も手つかずで終わってしまいました。
 来年度の活動はこればっかりにしましょうか。1年かけて過去しか振り返らない(笑)。いやマジで、これ位しないと多分延々新しいものしか作らないと思います私の場合。

 最後に。
 来年度の講演活動ですが、来年度はややスローペースにしようかと思っております。
 今だって全然ハイペースちゃうやんけと早速突っ込みを頂きそうですが(笑)、新しいトラック作りつつだと私的にはこれで一杯一杯な感じで。
 それでも結局1年かけて4つくらいしか講演用のトラックを作れていないので、これはさすがにまずいだろうと思いまして(先ほど申した旧曲のリニュアル問題もありますし)、来年度はトラック作製と、あと実人生の充実(笑)により比重を置こうかと考えております。
 少なくとも4月と5月には講演を入れないようにしました。その後も恐らく2~3か月に1回くらいの講演ペースになるかと思います。
 講演をお誘いいただく関係者の皆様には誠に申し訳ございませんが、なにとぞご了承くださいませ。


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