TARJEELING 2019年度最終講演 終了のご報告

 まずはいつものごとくお礼から。
 去る3/6(金)、cafe and bar gigi http://sound.jp/cafe-gigi/ にて行われました、TARJEELING2019年度最終講演にお越しいただいた皆様、
 誠にありがとうございました!!!!!

=演目=
1 KILL ALL BUBBLIES
2 It's too late
3 THE TERROR SONG
4  無縁の倉庫街
5  Easy Way Out
6  狂いっぱなしの人生

 本年度は例年より講演数が多かった上に、ギターレスで全編講演を行ったり課題曲のあるイヴェントに参加したりとかなり不利幅の大きかった1年でしたので、
 最終講演はそれとは真逆な、アコースティックギターの弾き語り(しかも座って。いつものような客席に飛び込むような事をあらかじめ封じた)で全編演奏いたしました。
 しかも、3を除いては全てが新説(新曲)か、今年になって発表した説(曲)か、初披露の引用(カヴァー)という、「最終講演なので今年1年の流れをまとめました」的な方向性に程遠い攻めの演目。
 いやこれこそが、攻めの姿勢を貫いた1年間の掉尾を飾るにふさわしいやり方であったと思っております。
 具体的には、初披露の新説(曲)は2と6。1、4は今年に入って披露した説(曲)。5はアメリカ合衆国のシンガーソングライター、故Elliott Smith先生の楽曲を、最初に歌詞の日本語訳を朗読した後演奏いたしました。


Easy Way Out

 今回の演奏では「ギミックや凝った展開などを何もせず、歌と演奏だけでどこまで行けるかを試行する」というものでしたが、ある程度の達成は出来たのではないかと思っています。

 周知のとおりコロナウィルスのため(というよりはほとんど風評被害に近いように思えますが)に、ライヴハウスには逆風が吹いております。
 今回の講演会場の方とお話しても、とあるライヴでの事前のチケット予約が大量にキャンセルとなったり、出演予定の方が家族の反対にあって取りやめされたりとかいう影響が出てきている、と伺いました。
 それについて、私の方から言える事としては、まずライヴハウス等を諸悪の根源とするような無責任な報道はやめて頂きたいという事。
 というか、そもそもライヴハウスと一口に言ってもその実態は千差万別であり、(残念な事でもあるのですが)数百人が至近距離で汗や唾を飛び散らせ合うような仕儀になる会場やイヴェントはむしろ少数であり、大部分は日常生活で行く様々な場所―買い物とか駅とか職場とか―とリスクの上では大差ないであろう事を理解していただきたい。
 その上で、会場や主催側もお客の側も対策を講じる必要はもちろんあるが、基本的には個々の判断を尊重し、場合によっては(可能なら)三者が望ましい方法を協議して決める事もあっていいと思います。
 一例を挙げると、先日私はとある能の公演を観に行ったのですが、会場の規模や客層の年齢層の高さから言うと、ある意味そこらのライヴハウスよりもリスキーではあったわけです。
 ただ、①キャンセルに関して払い戻しに応じる②入場の際に手のアルコール消毒を義務付ける③体調が悪くなった方のために検温などの体制を整える という対策をしっかり講じておられて、(同じ事をやれというわけではなく)他のイヴェントとかでも規模や内容に合わせてこういう事はきちんとやって、しかもそれを積極的にアピールしていく事は大事になるな、と感じた次第です。
 とにかく、根拠薄弱な事を広めたり流言飛語に惑わされるのが一番いけない。

 時節柄あさっての方に行ってしまいましたが、話を戻して。
 本講演をもってTARJEELING2019年度の講演活動は終了です。
 参加いただいた聴講生諸君、共演の先生方、主催者及び会場の関係者の皆様、本年度一年間誠にお世話になりました。ありがとうございました!!
 2018年度、2019年度とアルバム「Quiet Life」のプロモーションに重きを置いた内容も、ここで一旦終了(あ、けど勿論今後もアルバムは絶賛発売中です)。
 2020年度からは、また新たな領域にチャレンジしたいと思っております。
 早くも基調講演が、4/17(金)、Utero http://utero.jp/ にて開催されます。共演の先生は今の所、ウルトラ新機軸先生が決まっております。
 来年度のTARJEELINGにもご期待ください!!!!