映画と読書とミキシングの週末

2/5(土)
 午前中、珍しくシネリーブル博多に赴く。
 本日より上映の「たまの映画」を観る為である。
 私はたまの熱心なファンでも何でもない。
 それでも何だか「これは行っといた方がいいかな」という直感が働いたのである。
 まあこないだここでドアーズのドキュメンタリィ映画やってたのを見逃したので、その復讐戦という意味合いもがるが(笑)。
 
 映画自体は非常に淡々とした作りである。
 たまの元メンバー、並びに関係者による結成~解散、そしてその後についてのインタヴュウと、現在のメンバーそれぞれのライヴ映像。これのみ。
 インタヴュウの内容も、「イカ天」をきっかけに大ブレイクしたりメンバーが一人脱退したりと、それなりにドラマチックなバンド史と言えるのに、いずれも誠にあっさりした口調で(と私には思えるが。とくに元メンバーの口調)語られる。
 正直あまりに淡々とし過ぎて、眠くならない箇所がないでもない。
 しかし、この淡々さ加減というのは実は大事な事であるなあと思う。
 淡々さの何がどう大事なのか。これを書こうとするとかなり長くかつ暑苦しい文章となり、淡々でも何でもなくなってしまうので割愛(ま、割愛しても一緒なんだが)。
 
2/6(日)
 ミキシング。
 本日はアルバムのキモとなる曲、略してキモ曲(「キモい曲」という意味ではない。まあ人によっては私の書くものは全曲そういうものかもしれんが:笑)なので、いつもに増して慎重に行う。
 結局この日はヴォーカルトラックを決める事ができずじまいだった。ただ、ここまでの感触はなかなかいい。もう少しだ!
 
 ミキシングの合間(テストCD-Rを焼く間とかは機械任せなので)は、最近図書館で借りた「日本文学盛衰史高橋源一郎著、を読む(注:タイトルだけ見ると研究書みたいですが、小説です)。
 というかここ数日ヒマさえあればこれを開いている。
 とても分厚い本だが、読み始めて3~4日くらいで既に半分は突破した。遅読の私にしては信じられないペース。
 ここまでの感想を手短に言うと、
 面白れぇ!!
 日本文学全然詳しくない人でも全然オッケー(つうか、私もそうだし)。