新曲「12歳」の歌詞を掲載します。

 Soundcloudという音楽SNSで、毎週(先週先々週はサボっちまったけど:汗)「TARJEELINGの音育実習生」 と銘打ち出来立ての新曲やリハーサルテイク、ライヴヴァージョンなどをアップしている。
 今週は昨日アップした。
 今週は2曲あって、1曲は「クレイジーリベラルボーイ」という鶴見俊輔にインスパイアされた曲。

クレイジーリラルボーイ/TARJEELING
(画像のプレイボタンをクリックすると聴く事が出来ます)

12歳/TARJEELING
(画像のプレイボタンをクリックすると聴く事が出来ます)
 もう一つは、全くの新曲「12歳」という曲だ。

 「クレイジー~」もいいんだけど(まあ、これは実の所完成形ではない。完成したらこんなもんじゃすまない!)、出来たばっかりの「12歳」は、とても気に入っている。歌詞も曲も。
 なので、今回は「12歳」の歌詞を掲載する事にしました。
 どうぞ。

12歳
作詞、作曲:聡文三

焼け野原だった四等国の12歳
終わりとはじまり以外のものを知らない
あなたは今でもそこにいるのでしょうか?
燃え尽きる前の夕陽を見るのでしょうか?

ひもじい思いで 言いたい事も言えない
そんな事のない 平和な国を作りたい
肝に銘じて それぞれが歩んでいった
象のアキヒトも ねずみのアキラもそうさ

「いつの日か いつの日か」
そんな思いだけが 宿った この胸に

金が儲かって忘れた奴もいれば
偉くなる事にすりかえた奴もいたさ
それでも 一るの望みをつなげていった
そんな風に ただ思い込もうとしていた

大人の事情が夢の解釈を捻じ曲げ
せがれも娘も自分の事ばっかりで
あなたは 段々一人になっていった
あなたに頭を垂れる人の中ですら

いつの日か いつの日か
こんな事になるとはな…、皮肉さ。

ある日突然起こったように見えても
本当はみんな薄々気づいてたのさ
自分の時間が残り少ないと知った
もどかしさの中 償いみたいに言った

焼け野原だった四等国の12歳
その歳になった孫が今見てる世界
あなたは今でもそれが見えるでしょうか?
燃え尽きる前の夕陽に見えるでしょうか?

「いつの日か いつの日か」
そんな思いだけが 残った この地に