TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」に関する覚書 第11回「トラックについて⑩『結婚したらおしまいさ』」

「Quiet Life」覚書、連載第11回は「結婚したらおしまいさ」という、既婚者にはなかなか不穏な響きを持つ(笑)タイトルの曲。
曲の題材は(私としては)意外な所から取られています。

概要
アルバムの中では比較的早くできていた楽曲。2016年6月、弾き語りによる稽古動画がYoutubeにアップされている。




楽曲・サウンド
楽曲を作った当初は想定していなかったのだが、今までほとんど試みたことのないスカのリズムにチャレンジした。
ただオーソドックスなスカサウンドは出来ないので、リズムトラックを敢えてチープにしたり、ベースはオルガンの音色をオクターブ下げたものを使うなどしてエレクトロニックなニュアンスを出すのに腐心した。
結果的に、本作では「時夢」と並ぶ踊りやすいというよりは「体を動かしやすい」楽曲となった。講演では自分も踊りながら歌うのだけど、諸君も体を動かして聴いて頂けると嬉しい。

タイトル・歌詞
めったにない事だが、テレビのワイドショーから題材を取った。
数年前無聊をかこっていた際に家人と観ていたワイドショーで、女性タレントの不倫騒動や元野球選手の薬物使用について何度となく報じられるのを半ば呆れて眺めていた際に思いついた。
くだらない事をいつまでも騒ぎ立てる世間をバカにしつつ、逆にそんな世間からバカにされている事も気づいている感覚を上手く歌詞に落とし込めたと思う。
ちなみにタイトルはライ・クーダーの楽曲(彼のオリジナルではないらしいけど)の日本語タイトルをそのまま借用した。その曲と内容的に特に関連性はない。


※TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」発売記念講演!!
日時;2018年12月9日(日) 20時開講
会場;cafe and bar gigi(福岡市中央区清川)http://sound.jp/cafe-gigi/
料金;投げ銭制(要オーダー)
出演;TARJEELING/藤田進也/ATAMANAX/DISCHAAAGEEE

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