TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」に関する覚書 第14回「アートワークの事など」

「Quiet Life」覚書、前回でトラックについての話を終えてしまったので、今回はアートワーク周りの話をいたします。

ジャケットについて
イメージ 1


ジャケットにあしらわれている写真は意外と古い。
前々作「Twilight Hope」(2011年作品)https://blogs.yahoo.co.jp/tagahillrecords/folder/489686.htmlを作った際、ジャケットの候補として撮影した分のアウトテイクである。
「Twilight Hope」の際はアルバムのイメージと少し違っていたので最終的には別の写真にしたのだが、これはこれでとてもお気に入りの写真なので使いたいと思っていた。
今回「Quiet Life」というタイトルから連想される、穏やかな生活を連想させる光景としてこの写真が最適なように思えたのでこれを採用した。
裏ジャケットに写っている、窓から空き地を眺めている猫は我が家のジンである。
窓の外の光景をやや上から超然と眺めている姿が、本作での風景描写の視点と相通じるものがあるような気がしたので使った。
アルバムの視点はあんなに飄々とした感じではないけど。
イメージ 2


フライヤーについて
フライヤーはアルバム自体のものと発売記念講演のと2種類作った。
実は今回フライヤーや他のアートワークの参考にしようと、いわゆる富裕層向けのマンションの広告の資料を集めた。
無料配布している紙のものを集めたり、街中に掲載されている看板の写真を撮ったりした。
折しもここ福岡市では大学の跡地など色んな所が再開発の対象となり、その手の広告があふれていたので集めるのに苦労はなかった。
あのうすら寒くて嘘くさい世界を(もちろん皮肉を込めて)何とか再現したかったのだが、結果的には別物になってしまった。宣伝にとってそれがいい事かどうかは分からないけど。
講演のフライヤーにはこちらも我が家の猫のジンと、劫の後姿を使った。古いアパートが取り壊されているのを眺めているようにも見える。
イメージ 3
イメージ 4



その他
歌詞カードの最後の謝辞欄に、お世話になった諸先生方や講演会場、インスピレーションを与えてくれた諸氏のご芳名を掲載しているのだが、
今回はそれに加えてやや異色の名前(と言っていいのか)が並ぶ事になった。
今年の4月から9月にかけて放送された朝の連続テレビ小説半分、青い。https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/にものの見事にはまっていたのだが、
本編と同時に楽しんだのが、twitterでいわゆる「朝ドラクラスタ」のアカウントをチェックして感想や評論のツイートを拝見したり、それにインスパイアされてツイートすることだった(勿論ドラマ自体に関するツイートもたくさんした)。
ファンの目から見ても「半分、青い。」は非常に毀誉褒貶の激しい作品で、twitter上でも賛否両論が渦巻いたのだが、否定的な意見の中には単なる批判を超えてほとんど誹謗中傷やイジメの域に達しているものも散見された。
なので、ほぼ毎朝ドラマに関するツイートを大量にする事で、私はそうした卑劣で理解のない連中と闘っている気にもなっていた。
そして、同じように本作を擁護・応援するアカウントや、非常に鋭い分析を行うアカウントに関しては、勝手に「戦友」のような連帯を感じており、
それは「Quiet Life」の作業を進めるうえでも(直接的な形ではないにせよ)非常に助けになったという実感があった。
なので、今回はそうした方々にも謝辞をささげている(個別のアカウント名は記載していませんが)。
あ、それと歌詞カードにも我が家の猫をあしらっている(グミと劫)。


※TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」発売記念講演!!
日時;2018年12月9日(日) 20時開講
会場;cafe and bar gigi(福岡市中央区清川)http://sound.jp/cafe-gigi/
料金;投げ銭制(要オーダー)
出演;TARJEELING/藤田進也/ATAMANAX/DISCHAAAGEEE
お問い合わせはメッセージをお送りください!!
メール tagahillrecords@yahoo.co.jp