最近のあれこれ

・ゴマはあれから(早いもので保護してからもう1月以上経ってしまった!)大分成長した。
 ただ、仔猫のくせに(?)こいつ、割と顔が長い(写真参照)。イメージ 1耳もデカい。スフィンクスの血でも混ざってんのか知らん。
 ノミ害もほぼ根絶してめでたしめでたし。
 
・ここしばらく、図書館で借りた星新一の評伝『星新一―1001話を作った人』(最相葉月著、新潮文庫上下巻)をずっと読んでいた。
 数年前某誌書評で絶賛されていたが、これは確かに、期待にたがわぬ出来。
 星新一の生い立ちと人生そのものも相当面白いが(というか父の星一の話だけで既に相当面白い)、相場氏の取材力が半端ない。幼少時の話などもう生き証人も少ないだろうに、よくぞここまで調べなすったものだ。
 私はその方面は詳しくないが、黎明期のSF史としてもかなり読み応えがあるのではないか。
 
・音源はそろそろミキシングに入ろうか、という所だが、新曲を追加するかもしれない(笑)。
 何せ今回はどの曲を入れる、とかを明確に決めていないのだ。取りあえずランダムに録音していって、アルバムという単位で見た時何かが足りないと思ったら追加するし、違うと思ったら削る、という形をとっている。
 曲単位でマイスペに上げる、とかじゃなくてアルバムというパッケージで音源を作るなら、ある程度はその必然性について意識的でないと。
 
終戦記念日の前日。家人が「試しにちょっとだけ観てみていい?」との事だったので、どこぞのご老人が脚本を書いた「戦死した英霊が現代日本に帰ってきて云々」という筋書きのドラマを観るが、
 最初の30秒であまりの出来の酷さに怒り心頭に発し、次の2分で強制終了させた。
 何だ、あの杜撰で陳腐なオープニングは。どうやら平和ボケして空虚な繁栄に浮かれる現代ニッポン人に説教したかったらしいが、あんなオープニング作ってる時点でお前のような奴にそういう不真面目な説教をする資格は永久に無いと言っておきたい。
 もし本気で説教したいんだったら、最初の30秒でボケーッと観てる奴の首根っこ掴んで離さん位有無を言わさぬもんを作らんかい。
 
・じゃあ本気で説教する事を許される今一番の有資格者は誰かというと、やっぱM.I.A.でしょう。
 終戦記念日に新しいアルバムを買った。
 あの「BORN FREE」のヴィデオを最初に観た時は、「よっしゃこれじゃ~!M.I.A.最高!!殺せ殺せ殺せ~!!!」と著しく間違った高揚の仕方をした私ですが(苦笑)、
 CDで聴いたらものすごく泣けてきた。あんなにアッパーで過激なトラックなのに。でも本当は、そういう曲でありメッセージなんだと思う。
 何回か引用するネタだけど、反戦のメッセージを呪い殺しそうなテンションの書にしたためた岡本太郎とか、爆音で「レイプ・ミー!」と絶叫する反レイプソングを作ってしまうカートコバーンと同じライン。これでしょう!