DESIGNS

 先週より、TARJEELINGの新しいアルバム「TWILIGHT HOPE」のジャケットについて、デザイナーさんと打ち合わせを始めた。
 隠してもしょうがないので申し上げると、デザイナーさんは1つ前のアルバム「LIFE GOES ON」も手がけてくださった大久保さんである。
 ちなみにその時はこんな感じでした。
イメージ 1

 前回はデザインは色々考えたのだが紙の質とかまではあまりこだわらなかった(出来るだけ価格を抑えたかったから)。
 しかし、今回は紙質や、盤面・帯・インレイ(CDトレイの底にある紙ですね)も含めてトータルで「どういう風に手に取る人に見せるか」を考えていきたいので、当然前回よりも話が細かくなる。
 私は紙質や価格などは完全に素人なので、大久保さんが持参された見本などを眺めつつ説明を拝聴する格好になる。知らない分野だけに、結構面白い。
 当たり前の話だけど、紙が違うだけで同じ写真でも全然印象が違うんだよなあ。これは結構、悩みそう。
 
 今回、前よりデザインにこだわるのは、アルバム自体前回より気合を全然入れて作った、という事もあるのだが、「パッケージされた音楽ソフト」を作る機会がもうあまり残されてないかも、という危機感もある。
 前回のアルバム「LIFE GOES ON」が5年前の作品。例えば今から5年後に、音楽がCDアルバムという形で聴かれている保証があるかというと、正直心もとない。
 それでなくても(主に違法の)ダウンロードが主流になって久しい昨今。こんなご時勢にわざわざCDという形で音楽を届けるにあたっては、テキトーに自宅PCでRに焼いてペラペラのジャケット手作りした奴を500円くらいで売る、なんてやり方は通用しないだろうと思っている。
 個人的には、どんなにダウンロードばかりになってPCやスマホでみんなが音楽を聴くようになっても、レコードなりCD(またはカセット:笑)を再生装置でちゃんと鳴らして聴く、というやり方を変える事はないだろう。ただ、それと時代の流れとはやっぱり別の話だからね。
 さあ今回はどういうパッケージになるか。まだ全く未知数だが、楽しみだ。