先日の事。暖かい日だったので、大濠公園に出かけて練習をすることにした。
近いうちにアコースティックでの講演を控えているし、スギ花粉の飛散もピークを過ぎているようなので、こんな日は野外でやる方が気持ちよかろうと思ったのだ(スタジオ代の節約にもなるし:笑)。
2時間半くらい予定曲を演奏していたのだが、新曲を練習している際、後ろで子供の声がする。
「あ、あれギターやん」「かっけーね」「聴かしてもらおーよ」などなど。
ほう、嬉しい事言ってくれるじゃねえのと思いつつ演奏を終え後ろを振り返ると、小学校3~4年くらいの自転車に乗った男の子が二人こっちを見ているではないか。
私と彼らとのどちらからともなく話しかけ、しばらく座って話をした。
一人の子はおじいちゃんがギターをやっているとの事で、私の楽器に興味津々の様子。弦は何で出来ているのかとか、値段はいくら位したのかとか色々質問される。
楽器に触らせてあげたり、「あまちゃん」の主題曲(彼らが知ってそうな曲でとりあえず演奏できそうな奴がそれしか思いつかなかったのだよ:笑)を弾いてあげたりして、なかなか楽しい時間だった。
しばらくした後、「あ、○○くんも呼んでこよう!ちょっと待ってて~」と言って、二人ともその場を離れた。
時間的に(買い物なども予定していたので)そろそろこちらも帰ろうかという頃だったのだが、折角なので(彼等が知ってる曲を、という事で)「ヘビーローテーション」などを練習しつつ(笑)待つことに。
なのだが、なかなか彼等やって来ない。15分くらい経過したか。
あんまり遅くなるとこちらとしても都合が悪いので、申し訳ないけど引き上げる事にした。
公園の池の真ん中にある島で練習していたので、そこと陸地を繋ぐ橋を渡り、ちょうどボート乗り場のあたりに差し掛かった頃、彼らの姿を見かけた。
見ると彼等、友達を含めてやってくる鳥にエサをやるのに夢中になってる様子。完全に私の事など頭の片隅からも消えているようだ。
思わず吹きそうになった。
子供ってのはいいもんだねえ。その瞬間に興味があることが全てなんだねえ。
ニタニタしながらその場を後にした。勿論、彼らには気づかれないようにね。
さて、その次回講演の詳細はご覧のとおり↓。
日時 3/23(日) 18:10開場/18:30開演
料金 \1800(ドリンク付)
出演 TARJEELING/幻一郎/曽我郁/Kei Kumagawa
もうすぐだね。是非ともごひいきに!!!