コミュニケイションの本質

 まずはお礼を。
 昨日9/3、TARJEELING STANDALONE MODEのライヴをご覧頂いた皆様、
 誠にありがとうございました!!!

 今回は台風が来やがるという最悪のシチュエーションで、当初は(ダモさんが来福できるかどうかわからないので)開催すら危ぶまれましたが、無事開催!!
 何でもダモさんは鉄道での移動をされているとの事で、これが幸いした。飛行機だったら無理だったでしょう。

=SET LIST=
2 滅びの種族(新曲)
3 TIDE
4 HEART
5 夕闇
6 シニアチャンピオンコース

 今回は正直な話、あまり納得の行かない出来だったのだが、
 観た人からすると「どこが?」みたいな感じだったらしい(笑)。
 こういう事ってよくあるんですよね(逆もあります)。
 割と多くの場合、演奏側と聴く側の求めるものとか、判断基準というのは食い違っていて、仮に両者が「よい出来!」と思った時でも、どの辺がよかったのかというとまるで意見が違ったりするものです。
 けど思うに、コミュニケイションの本質ってそういう所にあるんじゃないかな。
 異なる見方を持つ者同士が色んなやり取りをする。食い違う。言ってる事がわかんない事すらある。それでもやり取りを続ける。たまに一瞬、一致した気がする。それもよくよく聞いたら違ってたりする。また続ける。段々その過程そのもので色んな事が分かるようになる。相変わらずお互いの事は分からないけど、気持ちが高揚する。
 そういう事の繰り返しが、コミュニケイションというのではないかと。いいコミュニケイションというのは、お互いの事が「よく分かった」事ではない。

 何でライヴレポにそんな事を書いたのかというと、
 終了後の打ち上げでも同じような体験をしたから。
 打ち上げでは今回のメインアクトのダモさん(ダモさんのライヴは、予想していたのとは全然違っていたけど良かった!)と奥様(でいいんですよね)もいらしていたんだけど、
 途中で原発問題に関するディスカッションになったのです。
 ダモさんの奥様は外国人(多分ドイツ?)で、日本語を殆ど解されないので、最初ダモさんが通訳みたいな感じでやりとりしていたんだけど、段々面倒臭くなって(笑)、こっちも英語で話し始めたのね。
 ただ、元々まともに喋れない上に酔っ払ってるので文法も発音もメチャクチャな中学英語以下(笑)の状態で受け答えし、ダモさんの奥様の発言(英語とドイツ語)もドイツ語はまったく英語も断片しか理解できない状態なので、「AH-HUR」みたいな相づちは随所に打ちつつも(笑)まあ、恐らく彼女の発言の2割くらいしか理解できない状態ですよ。
 結果、お互いが相手の言葉も分からず好き放題に言いたい事を発言している状態。あの時の対話を訳したら、全然かみ合ってない状態だったと思う(笑)。

 でも、何かこの状態いいなと思ったわけ。シリアスな話題についてまったく噛みあってない話題を(おまけに母国語じゃない言葉で!)していても、話している内容とかとは別の所でコミュニケイションが取れているというか、お互いが相手を「分かり合ってない」状態を結構面白がってて、言いたい放題言いつつも互いを尊重し合ってるような状態というのは。
 これはダモさん夫妻の人柄に負うところも大きいと思うけど。お二人とも自分の意見は主張されるけど、押し付けがましいところがなかったから。

 ともあれ、色々ありましたが、総じて良い夜でしたな。
 つぎはいよいよ、金曜日のファンミーティング!!
 待ってるぜ!!!