TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」に関する覚書 第5回「トラックについて④『時はまるで夢のように』」

「Quiet Life」に関する覚書、第5回は「時はまるで夢のように」についてのコメントです。


概要
アルバムの先行シングル的な意味合いの楽曲。2018年6月にSoundcloud https://soundcloud.com/tagahillrecords/dreamtime_singleedit にてリリース。

楽曲・サウンド
これまでほとんど作った事のなかった、ストリングス(キーボードで作っているが)を配したダンスポップ的な楽曲を試みた。
私にしては珍しくサビのサウンドから思いついたのだが、そこから全体を構築していくのにてこずった。
ダンサブルでストリングスの入った曲、というと近年は星野源さんの独壇場の感があるが、この曲に関してはその影響で作ったものではなく、どちらかというと80年代の日本のポップスや90年代にブレイクしたイギリスのバンド、パルプなどにインスパイアされたもの。
踊るのが 苦手な人でも楽しめるキャッチーな曲になる事を心がけて作った。

歌詞・タイトル
タイトルはやや歌謡曲的な感じで、これも私にしては珍しい。
全体的に辛辣なトーンの多いこのアルバム(いつでもか?)の中にあって、例外的にポジティヴな歌詞を書いた。
たまに街を歩いていて、しばらく音沙汰のなかった昔の友人にバッタリ再会する事があるが、そういう時に浮かぶ感慨が歌詞のもとになっている。
ある程度年齢を経て、成長と喪失を繰り返してきた人たちには、共鳴するところもあるかもしれない。
成長も喪失もしてこなかった人がどう思うかは、知らない。

※TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」発売記念講演!!
日時;2018年12月9日(日) 20時開講
会場;cafe and bar gigi(福岡市中央区清川)http://sound.jp/cafe-gigi/
料金;投げ銭制(要オーダー)
出演;TARJEELING/藤田進也/ATAMANAX/DISCHAAAGEEE

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