TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」に関する覚書 第4回「トラックについて③『It's only Electricity(But I use it)』」

「Quiet Life」に関する覚書、今回のトラック解説は本作では数少ないファストなパンクチューン「It's only Electricity(But I use it)」について。
タイトルが某有名坂東の某有名曲に似ていますが、果たして真相は?

概要
本作収録の中では「ある構図」と並んで比較的古く、2016年には既に講演で披露していた。また、YouTube で稽古の動画を投稿している。




楽曲・サウンド
楽曲自体はいわゆる「メロコア」と呼ばれる音楽に近しい感じだが、サウンド面では16ビートのハイハットを高速で鳴らしたり、間奏で静穏なキーボードをあしらったり、ミッチ・ライダー&ザ・デトロイト・ホイールズ的なリフを取り入れたりと、ストレートな「メロコア」にはならないように腐心した。
というのは嘘で、額面通りのメロコアやパンクのような音楽をやろうとしてもいつの間にか違う事になってしまった、というのが真相に近い。

歌詞・タイトル
タイトルは勿論ザ・ローリング・ストーンズの不朽の名作のパロディだ。
歌詞は、しばらく前の話だが坂本龍一氏の脱原発集会における発言、というよりはその発言が元になって起こった(おもにWeb上での)愚かな騒動を観察しているうちに思い付いた。
あらかじめ断っておくが私は坂本氏の方に賛成の立場だ。
個人的には、氏もストーンズのあの曲タイトルを念頭に置いて、ある種のユーモアも込めて発言されたのだと思っている。


※TARJEELINGニューアルバム「Quiet Life」発売記念講演!!
日時;2018年12月9日(日) 20時開講
会場;cafe and bar gigi(福岡市中央区清川)http://sound.jp/cafe-gigi/
料金;投げ銭制(要オーダー)
出演;TARJEELING/藤田進也/ATAMANAX/DISCHAAAGEEE
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