TARJEELING 2023年作成の新説(曲)の歌詞を掲載する その③「平日昼間の世界」

 前回より連載開始した「TARJEELING 2023年作成の新説(曲)の歌詞を掲載する」シリーズ、前回の「もっと光を」はいかがだったでしょうか。

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 続く第3回に取り上げるのは、「平日昼間の世界」という説(曲)です。

 説(曲)についてのコメント:
 私は人生において無聊を囲っている事が(よく)あるのだが、そういう時期は必然的に「平日、昼間に家にいたり住宅街をさまよう時間」が増える。
 往々にしてそういう時間は人気(ひとけ)というものがほとんどなく、都市部の喧騒がまるで別世界のような静けさが広がっていたりする。
 私はそういう世界が好きだ。冗談でなく、人はしばしば労働だのやらなければいけないとされている事をやめて、そういう時間に触れる必要があるとすら思っている。
 しかしこのご時世、以前のようにただ平日昼間にそぞろ歩けば平穏を味わえるというようなものでもなくなっているようだ。
 この説(曲)は、失われていく平日昼間の世界に対する哀惜のようなものも盛り込もうと思った。

 

平日昼間の世界
作詞、作曲:聡文三

平日昼間の世界は
まるで穏やかで
何かが始まる気配が
みじんもなくていい

ラジオをつけて流れた
歌に誘われ
どこかに出かけてみようか
死んでる街がいい

長い事夢見てた頃を思い出す
いつまでも続くような 不安と安らぎ

平日昼間の世界が
僕の真ん中で
居座り続けているから
困ってみてもいい

死んでる街が生きていた
まるで別物だ
どうやら道を間違えた
元いた場所でいい

長い事ここにいた事が嘘みたい
仕方ない 不本意だ これでおしまい

平日昼間の世界と
この角で別れた
いつかはまた逢えるだろう
約束はなしでいい


聡文三音楽活動30周年記念作品、
TARJEELING 6th Album 「F1 Blues」(品番:THCD-010)、絶賛発売中!!!
全14トラック、2000円(税抜)。
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