週末いろいろ

 まず本文に入る前にお知らせ。TARJEELINGのライヴアルバム「LIVE CONFERENCE VOL.1」のYOUTUBE版が完成いたしました。YOUTUBEといっても動画はなし(苦笑)ですが、一応ツアーの写真付きです。
 YOUTUBEは1つのファイルの収録時間に制限があるので、結局3つのファイルに分割しました。また、3つを通して再生する再生リストも作成しています↓。

 LIVE CONFERENCE VOL.1 SIDE A(1~4曲目) 


 LIVE CONFERENCE VOL.1 SIDE B(5~7曲目)


 LIVE CONFERENCE VOL.1 SIDE C(8曲目) 



 なにとぞ皆様ごひいきに!!


・さてさて週末はクリスマスだったわけですが、当方は前述のYOUTUBE版を作成したり、買い物に行ったりと何とも地味な週末(家で家族のみでささやかな宴は行いましたが)。
 そういえば自分への誕生プレゼントを買ってなかったなあ、と久し振りにCD店に行ったら、ライスボウルの毛利君と鉢合わせ。
 お互い買いたい(でも買えない)CDや昨今のリスニング事情についていろいろ話し合う。面白かった。
 サンプルで貰ったCDなんかは結局聴かない、という点と、その店にあった海外のインディーもののコーナーを試聴したけど全部ピンと来ない、という点で大いに意見が一致する。
 そんな事で一致してどうするという気がするが、本当にそうなのだ。
 後者に関しては異論のある方も多々あるだろうと思うが、少なくともそこに並べられていた10枚ばかしのアルバムに関して言えば、重箱の隅ほどの差異を誇張して「傑作!」だのなんだのと褒めそやしているようにしか思えなかった。その筋のマニアさんには重要な事かもしれないが、私はそういう所でマニアックになる必要性を(自分に対しては)感じていないので、どうしてもスルーという事になる。
 ただ、そうは思いつつも、結局その店で買ったのがBOB DYLANとSIGAR ROSの新譜という、「聴く前からある程度の水準が予測できる作品」ばかりを選んでしまっている自分もどうなのかという気もするけど。

・ところで、先日「佐野元春のザ・ソングライターズ」が終了を迎えた。
 ひいき目を差っ引いても、この番組は色んな意味でテレビ史に残る名プログラムだったと思う。
 最終回の最後の所で、佐野氏がソングライターを志す若い世代へ送った言葉がとても良かった。
 その言葉はこうだ。

 「僕は言葉と音楽に真剣に向かい合っている同時代の、すべての、同業のソングライターたちを擁護する。」

 実はこの言葉、前にも聞いた事のある言葉だったのだが(ここで読めます)、その時にはそんなに気に留めていなかった「擁護する」という言葉がこの度は非常に琴線に触れたのである。
 そう言えば「擁護する」という言葉そのものや、何か(誰か)を「擁護する」という立場で語られている言葉を見る事は非常に少ない。恫喝や、誇張や、糾弾や、嘲弄といったものはあらゆる場面で溢れているのに、擁護の言葉だけが決定的に不足している。近年では、村上春樹氏のイェルサレム賞受賞時のスピーチが優れた「擁護者の言葉」だったと思うが、際立った所ではそれ位かもしれない。
 この状況というのは非常に危機的なように思える。私にとっては先の衆院選の結果よりも、はるかに深刻な問題である。
 この問題については、もう少し考えてみる事にする。このコラムでその結果を発表出来るかどうかは、分かりませんが。

・テレビ繋がりで言うと、やはりフィギュアスケートですかね(お約束)。
 男子シングルの優勝者の羽生選手は、今回に関し言えばあっぱれという他ないのだが、個人的にはまだまだNO.1は高橋選手だと思う。理由は単純に、フリーでまだ高橋選手の最高レヴェルの演技に匹敵する感動を羽生選手に感じないから。ま、まだ18だし。この歳でそれが出来たらバケモンというか。
 女子シングル。浅田選手はどう考えてもまだ本調子じゃないよね。メディアはしきりに「完全復活」をアピールしてるけど、あれを完全復活と言ったら逆に浅田選手に失礼でしょう!つうか本人が一番良く承知してると思うのだが(トリプルアクセル再チャレンジ宣言も出たようだし)。1~2年前があまりにナニだったので復活したように見えるけど、まだまだこんなもんじゃないです。
 それにしても、どん底から徐々に浅田選手が這い上がってくる一方で、不気味な沈黙(秘密特訓?)を破ってキム・ヨナ選手が復活という、何だか三昔前のスポ根漫画みたいな展開になってきたな女子フィギュア界。