先日twitterでも申しましたが、日曜日~水曜日まで急遽実家に帰っていました。
1/15(日)に祖母が亡くなったのです。
100歳でした。
両親が共働きだったので、子供の頃は随分祖母に面倒を見てもらいました。
まあ典型的な「おばあちゃんっ子」だったと思います。
祖母は明治生まれの人なので、与えてくれるおやつがふかし芋とかおむすび、お菓子でも黒かりんとうなどといったいわゆる「昔の子供のおやつ」ばかりだったのですが、毎日とても美味しくいただいていた記憶があります。
この辺の食べ物はいまだに好きです(まあ子供の頃ほどは食べませんけどね)。また、子供の頃あまりジャンクフードを食べなかった事は健康面でもプラスに作用していると思います。
ですが、成人してからはロクに孝行もせず、非常に申し訳なく思っております。
彼女の人生を日本史と照らし合せると、明治の終わりに生を受け、人生の盛りを戦時中~敗戦~復興の時代に過ごし、高度成長期以降に老年期を迎えた、といった感じかと思います(ちなみに同じ年に生まれた人は岡本太郎、ロナルド・レーガン、ロバート・ジョンソンなど)。
つまり日本が一番しんどいっつうか暗いっつうか、そういう時代に社会の中核を担ってた年代なんですね。
こういう言い方はよくないのかもしれませんが、犠牲にしたものとその見返りに得たものとの収支で言えば、「得をした」世代では決してないでしょう。
幼い頃から繁栄を貪り食ってきた(そして挙句にそいつをダメにした)世代の人間からすると、そういう意味でも感謝と申し訳なさが入り混じったような感情を抱いてしまいます。
そんな事を祖母に言っても、多分笑って首を横に振るんでしょうけどね。
おかげ様で葬儀まで無事に終わりました。様々な形で祖母を気にかけていただいた全ての方に感謝いたします。
今日からまた日常に戻ります。とりあえずは来週の関西ツアーの準備を頑張ります。