プロフェッショナル 仕事の流儀(笑) 「世界を感じて、歌に変える」

 え~何の話かといいますと、次回のライヴのセットリストがやっと決まったという話です(笑)。

 最近、結構ギリギリまでライヴのセットリストが決まんないんですよ。
 何で決まんなくなったのかというと、決め方を変えたからなんですね。
 以前の決め方というのは、例えば定番になってる曲があって、新しく試したい曲があって、久し振りにやってみたい曲があって、というのが事前にそれなりにあって、それを全体の構成を考えつつ混ぜて練っていく、という感じだったので、ライヴのあるしばらく前には大体の土台が出来ていて、練習しながら少しずつ修正していっていたのですが、今はライヴ前の最後の練習くらいまで何にも決まってない事がしょっちゅうなんです。
 もちろんその前から練習は毎週やっているんですが、特にライヴの事を考えてやっているわけではありません。日々の練習はその時その時でやりたい曲をやる。なかった時にはその場で作る(笑)。で、ライヴの直前くらいになってその調子でやってみると、ここしばらくよくやってた曲や、新しく作った曲、そしてその時やろうと思いついた曲が自然に混ざって大体のセットになってるんです。

 このやり方というのは、効率と完成度という意味ではあまりいい方法ではないです。そりゃそうです、前もってちゃんと決めといてそれだけを練習していった方が限られた時間での練習量が増えるし完成度も高まりますから。事実、直前練習でいきなり新曲を作ってしまう、なんて場合は人様にお聴かせするに足るクオリティに持っていくのはかなり大変だったりします。
 けどねぇ、多少完成度が落ちたり作るの大変だったりしても、こうした方が結果的には「よい」演奏に繋がる気がしています。
 大雑把に言うと、音楽というのは自分が見えているもの、感じている事を音(と言葉)でその場にあらしめようとする営為だと思うのですが、当たり前ですけど人間日々同じ感覚や考え方で生きてるわけではない。気持ちなんかは日々刻々と変わるし、周りの影響というのはいっぱい受けるし、その反面何年経っても変わんない部分もある。
 だから、そういうやっかいなものを出来るだけ正確に音楽に反映させて、そうグダグダにならない程度の(笑)完成度をキープしようとすると、「その場対応」を常態化して、反射神経とか、感度を高めた状態にしておく、という事にどうしてもなってきます。別に今言った事を最初に理論化して現在の方法を採用しているわけではないのですが、結果そうなってきた、という感じです。

 今回もそんな感じで。昨日練習をしたのですが、その前の日までやろうなどと考えもしなかった曲がピッタリだという事に出かける直前に気付いて。で、練習に向かうバスの中で、しっくりこなかった歌詞の一部を書き換えて、歌ってみた(笑)。で、その曲を中心にしてセットを一気に決めていきました。

 それが何の曲だったのかは当日までのお楽しみ。で、そのライヴの詳細は↓です。

日時:2013年8月4日(日) 18:30start
会場:会場:HOOKY WOOKY福岡市東区馬出2-20-30)
料金:\1800(1ドリンク付)
出演:TARJEELING/ナジオ/kei kumagawa/チャーリー林

※お問合せは、tagahillrecords@yahoo.co.jpまたはtwitterへメッセージをどうぞ。

 是非のお越しを!!!